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どんな卵を選べばいいの?

まずは、減らす、食べない、ということが、もっとも動物に優しい方法です。でも、もしも購入するのであれば、倫理的なものを選びましょう。

あなたが「動物を苦しめたくない!」と強く思ってくださるのなら、どうか卵をできるだけ食べない、卵製品をできるだけ避けるという方法をとってください。



自然、昔ながら、大地など紛らわしい表現が使われていますが、そこに動物の飼育方法(平飼い・放し飼い(放牧)・有機JAS認定)について書かれていなければ、それはケージの中で苦しんだ鶏から獲られた卵です。
飼育形態→ 無記載 滋養・自然卵・地卵・
餌へのこだわり・
紛らわしい表記あり
平飼い 放し飼い(放牧) 有機JAS
↓判断ポイント
鶏はケージに閉じ込めらている? YES YES NO NO NO
止まり木ある? NO NO MAYBE
確認必要
YES YES
巣がある? NO NO YES YES YES
羽ばたくスペースがある? NO NO YES YES YES
屋外に出られる? NO NO NO YES YES
クチバシ切られる? YES YES YES MAYBE
確認必要
MAYBE
確認必要
証明書がある? NO NO NO NO YES
広さの規定ある? NO NO NO NO
広い事が多い
YES
オスヒヨコは殺される? YES YES YES YES
1件例外あり
YES

こだわりを持って多すぎない数の鶏を放牧している養鶏農家は、動物への虐待を減らしたいという思いを持ってくださっているところもあります。
卵を買うなら、そういった農家を応援しましょう。

海外の認証システム

海外には多くの認証システム、認証マークが有りますが、基準はそれぞれ異なっています。
現在最も動物への配慮がなされていると判断されているのは、ANIMAL WELFARE APPROVEDで、放牧飼育とともにクチバシの切断、強制換羽を禁止し、動物性の資料を禁止しています。
500羽以下での飼育を推奨しています。
砂浴びができる砂場にアクセスできなくてはなりません。
1羽あたり、鶏舎内では0.167225㎡以上、屋外エリアでは0.371612㎡以上が必要です。
ANIMAL WELFARE APPROVEDの詳細の基準はこちらから※英語

また、EUのオーガニック認証もクチバシの切断を禁止していませんが、Soil Associationだけは禁止しています。しかし、意外なことに、中国、アルゼンチン、オーストラリアのオーガニック認証では禁止(ルーチンでの切断を禁止)しています。
RSPCAの認証システム RSPCA ASSUREDですら、残念ながらクチバシの切断を禁止していません。

日本の認証システム

2016年5月末に、AWFC アニマルウェルフェアフードコミュニティーというアニマルウェルフェアに配慮した生産を行う生産者の認証団体が発足しました。
まだ基準を定めるなどはこれからとのことですが、日本のアニマルウェルフェアをリードする団体になるかもしれません。

現在は有機畜産 JASの認定が日本で唯一正当な認証システムになっています。
有機畜産 JASの原則は、
【原則】 野外の飼育場に自由に出入りさせること
【原則】故意に傷つけないこと
鶏舎の中の一羽あたりの面積=0.15㎡以上 放牧地の一話あたりの面積=0.15㎡以上 面積はそんなに広くはありませんが、最低数値が設定されていることは絶対に必要なことです。
また、デビーク(クチバシの切断)については禁止されていません。
有機畜産JASの基準の詳細はこちらへ
有機畜産の基準についてのQ&Aより

動物の習性への配慮が重視された基準になっています。

(問4-6) 家きんをバタリーケージで飼うことは認められますか。
(答) 家きんは定期的な野外の飼育場への放牧が必要です。放牧後に群から離してバタリーケージ に追い込むことは、家きんの行動学的要求に配慮が足りないと判断されます。疾病やけがの回復 等のために、群から離すことに正当な理由がある個体を除き、家きんをバタリーケージで飼うこと は認められません。
(問4-7) 畜舎や家きん舎はなく、野外の飼育場での飼養を基本とし、夜間避難所(外敵 よけのため夜間は家畜や家きんを入れて扉を閉める、飼育を行う場所ではない狭 い小屋)を併設した方法は認められますか。
(答) 夜間だけの一時的避難場所であっても、家畜や家きんの出入りを制限する場合は、動物の生 理学的及び行動学的要求に配慮した飼養の観点から、畜舎又は家きん舎の基準を満たす必要 があります。
(問5-3) 「別表6左欄の家畜又は家きんのための野外の飼育場にあっては、家畜1頭又 は家きん1羽当たり同表右欄の面積以上の面積を有すること」の家畜1頭又は家き ん1羽当たりとは、野外に出入りする頭羽数が対象ですか。
(答) 飼育される全ての家畜又は家きんが野外の飼育場へ自由に出入することが可能であることが 管理の原則であることを踏まえると、有機畜産物の生産に用いる全飼育頭羽数を対象とすること が適当と考えられます。


余談

この写真は保護された鶏の産んだ卵で、ニンゲンノ食用や販売には使われないしあわせ卵です。
産みたてなので、産道を通ってきた跡が見られます。
卵はまさに鶏の生理後の排卵。ちょっと生理にしては大きすぎますね。人間は年に12回排卵し、鶏も本来は20回程度と言われます。

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