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私は幸せを願う母である


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私がひきとったのは推定10歳のミスター・ボーンというピットブルテリア。
ニューヨークのアニマルケア・コントロールで殺処分を待つ身であった。

彼と暮らし始めて4年半だが、その間5回の口腔手術を受けている。
今日はその5回目の手術の日だ。

ミスター・ボーンの口は人間から虐待され傷つけられたとみられる
大きなダメージがあり、
2012年からドクターたちは懸命に治療を続けてくれている。
私は仕事を休んで、彼の手術すべてに付き添った。
投薬し、痛みをとり、清潔を保つ。手から食べさせ、
アパートの階段を35キロの身体を抱えて登ったり下がったりした。
買い物に、調理に多くの時間を費やし、クリームチーズ、
ターキーをボイルして、缶スープやツナ、ロティサリ・チキンまでも動員し、
食欲をそそられるようなものをあちこち探した。
そうしたら、こっそりその中に薬を忍び込ませることができるから。
肉を食べない私にとっては、けっこうチャレンジであるが。

今度の手術は一週間ほどで回復するだろう。
殴られたため、ほとんど歯がない。
半凝固してダラダラ流れている血も止まるであろう。
薬漬けの状態から抜け出すことができる。

このよだれだらけのキスを受けた人たちすべて、
ミスター・ボーンがこれまでよく頑張ってきた証だと思ってくれる。
舐められながら、いい子だいい子だと言ってくれるのだ。
彼が人間を許してくれるように。
そしてまた犬となるための戦う力をもってくれるように。
.
家族には7年前にアニマル・センターからひきとったシャロンもいる。
この2匹のため、トレーニング、行動セラピー、心身リハビリテーションに
長い年月と何千ドルを費やした。
彼らのことが心配で夜も眠れない日もあったが、
彼らが次々と問題を克服し、できる事がひとつひとつ増えていくたびに、
言葉にならない喜びをもたらしてくれるのである。

この2匹は私の子供である。
私はこの子たちが世界で一番幸せになるように頑張ってきた。
この子たちも私をすぐ信頼してくれた。

ニューヨーク・タイムズ紙で、
ペットの親が自分たちのことを親と呼ぶ風潮を
バカにする記事を掲載していた。
個人的にも批難されたことがある。でももう気にしていない。
私はこの子たちの幸せを願う親である。
親や子供という言葉は一つの定義ではなく、
流動的な無限の意味を持つ言葉である。

私の話は特別なものではない。
みんなそれぞれ、ミスター・ボーンのような犬たちに
関わっているに違いない。
これを読んでいる人たち、あなたもきっとそうであろう。
私のように子供たちを育てるのに忙しく、目をまわしている。
彼らにとって世界中で一番すごい母となって。

Elli Frank


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 出典・引用元WEBサイト: 私に何の関係があるというのだ 

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