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馬肉のために殺される、カナダでの悲惨な肥育と日本での悲しい肥育

馬と聞いてあなたはなにをイメージするだろうか?
競馬
乗馬
時代劇
馬車
大名行列
催事で使われる馬
ホルモン剤
馬油のシャンプー
そして馬肉
馬はいろんなシーンで利用されている。

しかし、ほとんどすべての馬が、最期は馬肉として殺される運命にある。

日本の馬はどこからきて、どうなっていくのか、最新の情報を追った。

どのくらいの犠牲があるのか
日本国内の馬の飼養頭数は肉用に肥育されている最後の段階の馬を抜かすと約7万頭だ。
そして屠殺数は12,466頭(2015年)。最も多いのは熊本県で5,642頭、第二位は福島県2,701、三位は青森県1,290、四位は福岡県940頭、五位は山梨県640頭となっている。

カナダの馬たち

実は屠殺されている馬の多くがカナダから輸入されてきた馬だ。
最新の統計では2016年1月から2017年までの間に6,993頭が生きたまま輸入されている。
毎年5,000頭以上の馬が取引されている。
カナダの肥育農場からやってくる彼ら、彼女らの状況も過酷だ。
カナダの肥育農場は日本のものとは大きく違う。囲いが広いのだ。ただ、広いだけで、なにもなく、寒さ、暑さ、雨、雪、ヒョウなどにさらされる。屋根のある場所が設けられていない。


焼印

ナンバリングとブランディングのために焼印を押される。
ナンバリングとはつまり個体の数字による管理であり、ブランディングとは農場のマークの刻印だ。日本はあまりこれらをやる畜産農家は見られないように思うが、北米では馬や牛に対して行われている。近年はマイクロチップを入れるように変わりつつはあるようだ。

この肥育場にいる馬たちはどこから来たのか。

カナダの団体Canadian Horse Defence Coalitionによると、いくつかのルートがある。ただしそれぞれの数ははっきりしない。
1アルバータ州のフッター派(キリスト教の一派)
カナダ東部のアルバータ州にコロニーを作ったと言われるフッター派の宗派の人々は、日本市場向けの馬の農場を多く持っているという。
2プレマリン用の馬
プレマリンとは、結合型エストロゲンで、女性用ホルモン剤のこと。日本語で調べてみると更年期障害の緩和や不妊治療、骨粗鬆症の予防などにと書かれている。
このプレマリンの生産は2012年まで北米でも活発だった。しかしその生産方法の残酷さと、発がん性が知れ渡るとともに、生産は急激に減少した。それでもまだ残っているようだ。
プレマリンは妊娠期の馬の尿だ。妊娠をさせる必要があるためその余剰動物として仔馬が産まれてしまう。その仔馬たちが肉にされるために使われているのだ。また次々と農場が閉鎖されているため、それまで体を固定されて尿を取られていた母馬たちも余剰となり、肥育されて肉にされるようになっている。
ちなみにプレマリンの生産方法は、馬をストールに固定し、後ろ足を紐で固定し続け尿を採取するという方法で行われている。
北米で使う人は居なくなっているだが、日本ではまだ使われている。その生産は中国に移っているようだ。まずは自分自身が癌になる可能性を認識しておくことと、その生産が残酷であることも考え、プレマリンの処方は拒否すべきだろう。
3アーミッシュやメノナイトの宗派(キリスト教の一派)
アーミッシュやメノナイトの集落は質素または数百年前のような暮らしを送り、近代的な技術を拒否して暮らす人々であり、そこでは多くの馬車が使われている。車や電車や自転車の代わりに馬車が使われ、農耕トラクターの代わりに馬が畑を耕すためなどに使われる。そして使えなくなった馬や余剰の馬がオークションに出され、肥育にまわり、結局馬肉になるという。
すこし検索するだけでもアーミッシュが馬を売りに出しているオークションがヒットする。質素な暮らしをするのは自由だが、動物を苦しめる文化を継続し、しかもその動物をあっさりと金に変えるというのはいかがなものなのか・・・
4オークション
その他、オークションで売られる馬たちが多数いる。
競走馬として使われていた馬、乗馬に使われていた馬、労働に使われていた馬、トレーニング用の馬、いろいろだ。
いろいろなバックグラウンドの馬がいるというのは日本と全く同じ構造だが、よりオープンに取引が行われているところが異なるところだろう。

カナダからの輸送

輸送は空路で行われている。
問題は多い。
長距離の移動中、給餌給水は行われない。カナダの法律では36時間給餌給水無しで輸送することが許されているというが、ときにこの36時間は破られる。Canadian Horse Defence Coalitionによると、1年間で6頭が輸送中に死亡し、3頭が着陸時の衝撃により死亡し、1頭が木枠の中で逆さまになって死亡していたという。

最終的地点日本

日本での肥育
日本での肥育場はどのようなものなのか。

日本はカナダの肥育場とは異なり、やはり狭い。そして屋根のある場所しか提供されていない。馬たちは囲いの中をウロウロと動き回り、後ろ足で立ったり、他の馬と連れ立って歩いたり、運動を必要としているように思われた。2頭づつで連れ立っている馬も多く、小さな囲いの中であっても仲の良い馬を見つけ生きている様子が見られる。牛や豚などと同じように、外の世界に興味を示しており、撮影者が檻の近くに行けば撮影者を追って狭い檻の中から撮影者を覗き込んでくる。

今回情報提供のあった農場は、日本の平均的な”牛”の飼育場よりは足元の敷料の状況や、スペースなどは"マシ"だった(もちろん豚や鶏などとは比べ物にはならない)。しかし管理が行き届いておらず、虫が以上に多く発生しており、馬たちは絶えず筋肉を震わせ足をばたつかせ、尻尾で虫を追い払い、ときに頭で苛立ったように追い払っていた。スペースの大きさと馬の数がマッチしていないことと、飼育頭数が多すぎることにより管理が行き届いていないと考えられる。

また、実際に様々な異なる種類の馬たちがおり、異なるバックグラウンドを持っているのであろうと考えられる。
この場にいるすべての馬は間違いなく1年程度で殺され、日本人が食べる肉になる。
乗馬として、競馬として、馬車馬として、神事の馬として、撮影用の馬としてなど人とコミュニケーションを取らされた馬たち、、、
矛盾を感じ、その運命の悲しさを感じるのであれば、動物を食べないという選択をしてほしいと思う。


足の怪我が多い



焼印の痛々しい跡




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 出典・引用元WEBサイト: NPO法人アニマルライツセンター 毛皮、動物実験、工場畜産、犬猫等の虐待的飼育をなくしエシカルな社会への更新情報

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