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1.42018
12/28センターレポート 4日目部屋 4頭
※当ブログの画像・記事は営利目的でなく この現状を広めていただくため
ご自分のブログへ転載される 場合は、こちらへの連絡は不要です。
転載内容には責任を持って 正しい情報のみを伝え
当ブログ記事のリンクも必ずお願いします。
営利目的および商用目的での利用は一切禁止します。
はなこさんのレポートです。
加筆・修正しています。
引き続き、動物愛護センターにいる
譲渡先・預かり先を募集している子たちを紹介します。
お問い合わせは必ずちばわんまでお願いします。
korotarouhs★nifty.com (★を@にかえて下さい)ちばわん 吉田
★お名前のないお問い合わせメールには対応できません。
★新規の預かりボランティアをご希望くださる場合は、
一時預かりアンケート・フォームにてお願いいたします。
(譲渡希望・預かり希望は、関東限定です)
※28/8/23よりレポートに登場 (8/8収容)
▽茶 オス(去勢済) 2歳ぐらい 15.05キロ

やっぱりみんなと一緒にひとところに固まってこちらを見ていました。
「入ってこないで」と言われているようで
それでも部屋の中に入っていくことを申し訳ないように感じてしまいました。
少し気持ちを開きかけたり、また閉じたりと
小さな一進一退を繰り返しているらしいこの子の今は
背中を向けていても、こちらの存在を意識して緊張しているのがわかります。
おやつには全く興味を示さず
放り投げて足元に落ちても、視線を向けることさえしません。




人を避ける様子は徹底していますが
この部屋の犬たちとはトラブルなく過ごしているのですから
穏やかな性格なのだと思います。
ここで今と同じ生活を続けていても
これ以上の進歩は、なかなか望めそうにありません。
一般家庭で人の暮らしを間近に見て
ただただ”ここなら安心して暮らすことができる”という実感を持ってもらうことが
彼が人社会で生きていく第一歩であるように思います。
簡単に人との暮らしに馴染むことはできないかもしれません。
それでも「人馴れは難しい」と言われた多くの子がそうであるように
時間をかけさえすれば、たとえそれが遅々とした歩みであっても
その子なりのスタンスで
人との暮らしに幸せを感じてくれるようになるのでは、と思います。



いつも不安げで曇った表情をしているこの子が
いつか満開の笑顔を”自分の家族に”向ける日が来ますようにと
心から願っています。
※5/30よりレポートに登場(5/25他抑留所より移送)
▽茶黒 オス(去勢済) 1歳ぐらい 10.8キロ

私が行く方向を一生懸命探って
できるだけ反対側へ、遠くへ逃げていきたいというそぶりを見せます。
が、こちらを気にしてよく見ているので
興味がないわけではないのでしょう。
私のすぐ脇を走り去っていくときに、ちょっと体に触れてみましたが
驚いただけで、攻撃的な様子は見られませんでした。



オヤツはとても気になるようですが
差し出したオヤツは口にしようとはしません。
足元に放り投げてみたら、その場では食べることができませんでしたが
匂いを嗅ぎたい様子が見て取れました。
行ったり来たりしながら、通りすがりにおやつの匂いは嗅ぐのですが
食べるには至らず。
でも、私がほかの子の撮影に気を取られている間に食べたようでした。
それから何度かおやつを放り投げましたが
私の注意がほかに向いていると、こっそり食べる…
ということを何度か繰り返していました。




この子もセンターに収容されてから半年以上が経過しました。
このお部屋にいつまでもいるよりも
やはり一般家庭で人との暮らしを経験することで
大きな前進を見せてくれるのではと期待します。
まだまだ若い柔軟な時期ですから
1日も早く家庭犬修行を始められるようにと願っています。
※28/8/2よりレポートに登場 (7/28他抑留所より移送)
▼黒 オス 4-5歳 2-3歳 16キロ

この子も”行きつ戻りつ”といった感じで
人への対応も変化しているようですが
この日はやはり、いつもと同じ壁際のすのこの上で
ジッと固まったまま動きませんでした。
いつも同じような写真になってしまって残念です。


こちらを目で追うことはしますし、視線が合っても動じません。
ただ体に触れようと手を出したり
長いおやつを口元近くに持って行ったりすると
「それ以上近づくな」と警告してきます。
ただ、少し嬉しかったのは
オヤツに多少心を動かされた?という様子が見えたこと。
↓の黒茶の子と、ぴったり体を寄せているので
ちょうど黒茶の子の背中付近におやつを放り投げると
この子の口元近くにおやつが来るのです。
放り投げたらそこに落ちたオヤツに、
初めは全く視線を向けずにいたのですが
鼻を動かして匂いを嗅いでいるしぐさを見せてくれ
後で見たらおやつがなくなっていたのです。

下に落ちてしまったかもしれず、食べたという確信はないのですが
だとしても匂いを嗅いで、
そこにおやつがあることを意識している様子は
とても喜ばしいものでした。
今はまだ、ここを訪問する私たちを受け入れてくれる様子はありません。
でも美味しいものに心を動かされ始めているとすれば
すごく大きな助けになると思います。
少しでずつでも、私たちを「危険な存在ではない」と
考えてくれるようになればいいのですが。
何の根拠があるわけでもありませんが
遠からず、この子は人に気持ちを向けてくるようになるのではないかという
気がしました。




顔だちも凛と美しいし
家庭で暮らすようになれば、黒い被毛にも艶が出ることと思います。
簡単に「家庭犬」として過ごせるようになるとは思えないし
簡単な子ではもちろんありません。
でも、そういうところから一緒に歩む経験は
私たち人間にこそ、大きな喜びや
言いしれない感動をもたらしてくれるとも思います。
この子の小さな変化を見守り、一緒に成長したいと言ってくださる方と
ご縁がありますようにと思います。
※28/8/2よりレポートに登場(28.7/28他抑留所より移送)
▼黒茶 オス 2-3歳 5歳ぐらい 12キロ

これまでのレポートと同じような姿勢で
同じ場所で座ったまま、あまり動きません。
でもこの子は仔犬のような無邪気な顔をして
ジッと目を見ることができるし、おやつも躊躇なく食べられます。
食いしん坊で、おやつがすごく楽しみなのです。

ジッと見つめていると、座っている場所は全く移動しないものの
前足を微妙に後ろに引いたり、
後ろ足を踏ん張ろうとしたりして(実際には踏ん張っていないのですが)
「いつでも逃げられるぞ」というアピールをしているような雰囲気を
醸し出します。
「この部屋ではそういう風にするもんだ」とか
「嫌がっているように見せなくちゃ」とか思っているわけではないのでしょうが
どこかにそんな、周りの雰囲気に流されるような
必ずしも自分自身の意思ではないような、
ちょっとクスっと笑ってしまうような愛嬌を感じさせる子です。



面白いのは、指先でつまんで差し出すオヤツは
どんなに小さなものでも迷わず食べられるのに
手のひらに乗せたオヤツは途端に食べられなくなること。
同じおやつを持ち換えて、つまむようにして渡すと
ちゃんと食べられるのです。
つまんだオヤツと、手に乗せたオヤツとでは
この子にとっては、人との距離感が違うのかもしれません。
人馴れという一つの側面から見れば
この怖がりの子たちの群れの一員でいることが
この子にとっては必ずしも良いこととは思えません。

つい最近去勢手術も施してもらいましたが、
それまでは未去勢の男子たちの中で喧嘩もせず
知らない人からおやつをもらうことができるこの穏やかな子は
家庭に入り、誰かと1対1の関係を築くことで
飛躍的に人馴れが進むのでは?という期待があります。
どうかこの子に目を留めて
手を差し伸べて下さる方がいますようにと願っています。
レポートは続きます。
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引き続き、動物愛護センターにいる
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korotarouhs★nifty.com (★を@にかえて下さい)ちばわん 吉田
★お名前のないお問い合わせメールには対応できません。
★新規の預かりボランティアをご希望くださる場合は、
一時預かりアンケート・フォームにてお願いいたします。
(譲渡希望・預かり希望は、関東限定です)
※28/8/23よりレポートに登場 (8/8収容)
▽茶 オス(去勢済) 2歳ぐらい 15.05キロ

「入ってこないで」と言われているようで
それでも部屋の中に入っていくことを申し訳ないように感じてしまいました。
少し気持ちを開きかけたり、また閉じたりと
小さな一進一退を繰り返しているらしいこの子の今は
背中を向けていても、こちらの存在を意識して緊張しているのがわかります。
おやつには全く興味を示さず
放り投げて足元に落ちても、視線を向けることさえしません。




この部屋の犬たちとはトラブルなく過ごしているのですから
穏やかな性格なのだと思います。
ここで今と同じ生活を続けていても
これ以上の進歩は、なかなか望めそうにありません。
一般家庭で人の暮らしを間近に見て
ただただ”ここなら安心して暮らすことができる”という実感を持ってもらうことが
彼が人社会で生きていく第一歩であるように思います。
簡単に人との暮らしに馴染むことはできないかもしれません。
それでも「人馴れは難しい」と言われた多くの子がそうであるように
時間をかけさえすれば、たとえそれが遅々とした歩みであっても
その子なりのスタンスで
人との暮らしに幸せを感じてくれるようになるのでは、と思います。



いつも不安げで曇った表情をしているこの子が
いつか満開の笑顔を”自分の家族に”向ける日が来ますようにと
心から願っています。
※5/30よりレポートに登場(5/25他抑留所より移送)
▽茶黒 オス(去勢済) 1歳ぐらい 10.8キロ

できるだけ反対側へ、遠くへ逃げていきたいというそぶりを見せます。
が、こちらを気にしてよく見ているので
興味がないわけではないのでしょう。
私のすぐ脇を走り去っていくときに、ちょっと体に触れてみましたが
驚いただけで、攻撃的な様子は見られませんでした。



オヤツはとても気になるようですが
差し出したオヤツは口にしようとはしません。
足元に放り投げてみたら、その場では食べることができませんでしたが
匂いを嗅ぎたい様子が見て取れました。
行ったり来たりしながら、通りすがりにおやつの匂いは嗅ぐのですが
食べるには至らず。
でも、私がほかの子の撮影に気を取られている間に食べたようでした。
それから何度かおやつを放り投げましたが
私の注意がほかに向いていると、こっそり食べる…
ということを何度か繰り返していました。




このお部屋にいつまでもいるよりも
やはり一般家庭で人との暮らしを経験することで
大きな前進を見せてくれるのではと期待します。
まだまだ若い柔軟な時期ですから
1日も早く家庭犬修行を始められるようにと願っています。
※28/8/2よりレポートに登場 (7/28他抑留所より移送)
▼黒 オス 4-5歳 2-3歳 16キロ

人への対応も変化しているようですが
この日はやはり、いつもと同じ壁際のすのこの上で
ジッと固まったまま動きませんでした。
いつも同じような写真になってしまって残念です。


ただ体に触れようと手を出したり
長いおやつを口元近くに持って行ったりすると
「それ以上近づくな」と警告してきます。
ただ、少し嬉しかったのは
オヤツに多少心を動かされた?という様子が見えたこと。
↓の黒茶の子と、ぴったり体を寄せているので
ちょうど黒茶の子の背中付近におやつを放り投げると
この子の口元近くにおやつが来るのです。
放り投げたらそこに落ちたオヤツに、
初めは全く視線を向けずにいたのですが
鼻を動かして匂いを嗅いでいるしぐさを見せてくれ
後で見たらおやつがなくなっていたのです。

だとしても匂いを嗅いで、
そこにおやつがあることを意識している様子は
とても喜ばしいものでした。
今はまだ、ここを訪問する私たちを受け入れてくれる様子はありません。
でも美味しいものに心を動かされ始めているとすれば
すごく大きな助けになると思います。
少しでずつでも、私たちを「危険な存在ではない」と
考えてくれるようになればいいのですが。
何の根拠があるわけでもありませんが
遠からず、この子は人に気持ちを向けてくるようになるのではないかという
気がしました。




家庭で暮らすようになれば、黒い被毛にも艶が出ることと思います。
簡単に「家庭犬」として過ごせるようになるとは思えないし
簡単な子ではもちろんありません。
でも、そういうところから一緒に歩む経験は
私たち人間にこそ、大きな喜びや
言いしれない感動をもたらしてくれるとも思います。
この子の小さな変化を見守り、一緒に成長したいと言ってくださる方と
ご縁がありますようにと思います。
※28/8/2よりレポートに登場(28.7/28他抑留所より移送)
▼黒茶 オス 2-3歳 5歳ぐらい 12キロ

同じ場所で座ったまま、あまり動きません。
でもこの子は仔犬のような無邪気な顔をして
ジッと目を見ることができるし、おやつも躊躇なく食べられます。
食いしん坊で、おやつがすごく楽しみなのです。

ジッと見つめていると、座っている場所は全く移動しないものの
前足を微妙に後ろに引いたり、
後ろ足を踏ん張ろうとしたりして(実際には踏ん張っていないのですが)
「いつでも逃げられるぞ」というアピールをしているような雰囲気を
醸し出します。
「この部屋ではそういう風にするもんだ」とか
「嫌がっているように見せなくちゃ」とか思っているわけではないのでしょうが
どこかにそんな、周りの雰囲気に流されるような
必ずしも自分自身の意思ではないような、
ちょっとクスっと笑ってしまうような愛嬌を感じさせる子です。



どんなに小さなものでも迷わず食べられるのに
手のひらに乗せたオヤツは途端に食べられなくなること。
同じおやつを持ち換えて、つまむようにして渡すと
ちゃんと食べられるのです。
つまんだオヤツと、手に乗せたオヤツとでは
この子にとっては、人との距離感が違うのかもしれません。
人馴れという一つの側面から見れば
この怖がりの子たちの群れの一員でいることが
この子にとっては必ずしも良いこととは思えません。

つい最近去勢手術も施してもらいましたが、
それまでは未去勢の男子たちの中で喧嘩もせず
知らない人からおやつをもらうことができるこの穏やかな子は
家庭に入り、誰かと1対1の関係を築くことで
飛躍的に人馴れが進むのでは?という期待があります。
どうかこの子に目を留めて
手を差し伸べて下さる方がいますようにと願っています。
レポートは続きます。